こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、行方不明になった兄を探した男性の体験談をご紹介します。

兄が同級生と駆け落ち?

自分が高校3年生、18歳の時の事です。隣の県の大学に進学して家業の農業の事を学んでいた筈の3歳年上の兄の行方が分からなくなってしまいました。

両親に話を聞いたところ、どうも女性が関係しているようなのです。その話というのは、大学の同じ学科の同級生に地元の実業家の娘さんがいて、その子と交際するようになったのですが、その子は二人姉妹の長女で家業の跡取りの立場、そっちの家では出来ればその子に婿を取って家業を継がせたい、そんな状態のところに兄が出現したという訳です。

兄もその気になり、早速我が家に兄を跡取りとして申し受けたいとのコンタクトがあったようですが、こちらの家としても兄はこちらの家業の後継者の立場、いい返事は出せる筈もなくお断りしたとの事です。そんな状態の中で板挟みになり、居たたまれなくなって連絡を絶ったのではないかと両親は見ていました。

そんな事はとは少しも知らなかった自分は、兄がよけいな考えを持たなければと思い、探しに行く事にしました。探しに行くったってどこを探すのかと思ったのですが、まずは兄の大学、下宿、そして相手の家、会社を探してみることにしました。

兄を探し始めて・・・

学校の授業があるので平日は無理なので、土日、祝祭日しか探せません。最初の土曜日、両親に見送られて普段通学に使用しているバイクで出かけました。

兄のいる筈の所までは距離にして約120キロ、今のように高速道路など無くほとんどは未舗装道路で、しかも県境には標高800mの峠超えもあります。朝早く出て約4時間ほどかけて下宿に着きました。

下宿のおばさんに兄の事を訪ねると、「ここしばらく見かけない、だだ兄からはしばらく他の所にいるので心配しなくていいと言われているとの事」、兄からどこにいるのかは聞いてはいないとの事でした。

その話を聞いてまずは一安心です。兄がよけいな事を考えていない事が分かったからです。しかも下宿のおばさんの話から、現在どこにいるのか大体の察しはつきました。

これは来てみないと分からなかった事なので、長い時間をかけて来た甲斐があったと思いました。丁度お昼時、朝早くに家を出て途中休憩もせずに目的地まで走って来たのでお腹が空いており、まず腹ごしらえ、近くの食堂でかつ丼を食べお腹を満たしてから、気持得ちをぐっと引き締め、多分此処だろうと思われる所、すなわち兄の恋愛の相手先の家に向かいました。

相手の家に着くと兄が・・・

両親はもしかしたらその事を察していたのかも知れません。大学、下宿の住所と一緒に相手の家の住所も書かれていました。いきなり行くのもと思い、近くにバイクを止めて家の様子を伺ってみると、いました、庭先で農機具の手入れをしている兄の姿がありました。事業の他に米造りもしているようで、兄はそれを手伝っているようです。

相手の家にしてみれば兄は持って来いの人間なのだとその時思いました。すると兄はふっとこちらを向き、自分に気がついたようです。びっくりしながら気まずそうに、しかし毅然としてこちらに歩いて来ました。

そして自分を家に連れて行き心境を話してくれました。要は「こちらに跡継ぎがいないので、兄が後を継ぐ、お前が実家を継いでくれ」というものでした。

その後、相手の家から正式に兄の養子縁組の申し入れがあり、両親はそれを承諾しました。おかげで自分の人生は思い描いていたものとは全く違うものとなってしまいましたが、これも運命だったのでしょう。

それにしても自分が思いきって探しに行ったからこうなったとすれば、兄にとっては良かったのだと思います。

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今回の体験談は以上です。

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