こんにちは、当サイトの管理人です。
今回は、職場の上司にストーカーされた女性の体験談をご紹介します。
歓迎会で出会ったプロジェクトリーダー
私が25歳だった時のことです。私はあるIT企業に就職し、SEとして仕事を始めたばかりでした。
仕事としてプロジェクトが最初に入った頃、課で私の歓迎会が開かれました。女子の新入社員は私一人でした。
その時までずっと客先に行っていた別のプロジェクトの男性のプロジェクトリーダーが私に話しかけてきました。プロジェクトリーダーは35歳くらいで、私を気に入ったようでした。
飲み会の間中ずっと私に話しかけてきて、その時点で少ししつこいと思いましたが、新入社員の私は上司に対してなにも言えるはずもなく笑顔で受け答えをするのが精一杯でした。私は年上の男性にはまったく興味がなかったので、これ以上話しかけられたら辛いと思いました。
新しいプロジェクト先で、先輩社員のいじめが始まり…
その直後に私はまだ納品もしていないのに、新しいプロジェクトに異動させられました。そのプロジェクトリーダーのプロジェクトでした。でも飲み会さえなければ、私に仕事上の必要がない限りは話しかけてくることもなかったので、その後しばらくは私も仕事に集中することができました。
しかしある時から、私は同じプロジェクトの女性の先輩社員のいじめに遭うようになりました。後で聞いた話では、その先輩社員のことが気に入っていて、私と親しそうに話していたのが気に入らなかったようです。
その後、特に親しいわけではなかったことがはっきりしても、その先輩社員からのいじめは止むどころかエスカレートして、私のいないところでうわさ話が広がり、「残業してもつけないように」と言われ、最終的に私は会社を辞めさせられました。
その先輩社員が流した私の悪いうわさの中でも「仕事ができない」という話を課長から持ちだされて、「ここでは使えない」と言われました。その上会社都合ではなく、自己都合にするように言われ、まだ25歳の私は言いなりになるしかありませんでした。
そして私を気に入っていた主任まで課長に加担して、辞表を何度も書き直されるなどのパワハラを辞める寸前まで受けました。
離職後もつきまとい行為を続けるプロジェクトリーダー
会社を辞めた後、私の住んでいる市にプロジェクトリーダーが何度か来て「今◯◯にいるんだけど」と電話がかかってきました。
プロジェクトリーダーは私の履歴書を見ることができる立場でしたから住所は知られていましたし、プロジェクトで一緒にいた時に仕事上必要があり、メンバーには携帯の番号を教えていました。
電話に出ずに留守番電話にしてもメッセージを何度か残されたので、いずれは私の家まで来るのではないかと戦々恐々としました。しかし私が実家暮らしだったためか、結局時間が経つと電話はかかってこなくなりました。
店の周りをうろついていた彼・・・
数カ月後、辞めた会社の同期で同窓会がありました。すでにその頃は新しい会社で忙しく働いていました。そのプロジェクトリーダーのことは忘れていなかったものの、辞めた会社と同じ駅のお店でも特に気にせずに同窓会に行きました。
ところが、後から同窓会に来た同期が、「◯◯さん(プロジェクトリーダー)がお店の周りでウロウロしてた」と言った時に、私は凍りつきました。すでに半年以上経っていたのに電話がかかってきた時の恐怖が蘇り、結局帰りはなるべく遅くして同期と一緒に帰りました。
結局、プロジェクトリーダーからのストーカー行為はそれ以降はなくなりました。なぜストーカー行為が止んだのかを今思うと、電話には最初以降は絶対に出ませんでしたし、思わせぶりな態度をとらなかったことと、後は相手が仕事も忙しかったというのもあったと思います。そして運が良かった。
私にとってはトラウマですが、実害がそれほどなかったのはそれらが一番の理由だと思います。
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今回の体験談は以上です。
当サイトではストーカー対策などを扱う探偵事務所を地域別の一覧にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。